デジタルマーケティングの国際カンファレンス「ad:tech Tokyo 2010」(アドテック東京、主催=dmg events)が、10月28~29日にかけて、東京・港区のザ・プリンスパークタワー東京で開催された。初日となる28日には、昨年の3000人を上回る4976人(主催者発表)が会場に訪れる盛況ぶりだった。 オープニングキーノートを飾ったのは、米グーグルのアジア太平洋地域担当マーケティングディレクターであるマーヴィン・チョウ氏。チョウ氏は「2020年のデジタル」と題して、グーグルが考えるデジタル広告市場の展望を語った。 現在の世界の広告市場は5500億ドル(約44兆円)。このうちデジタル広告が占める割合はわずか15%以下にすぎない。これに対してチョウ氏は、2020年には広告市場が倍の1兆ドルに拡大し、うち50%以上をデジタル広告が占めるようになるとの予測を示し、「デジタル広告の市場に