ちょっとばかり世間が騒いでいるのに、肝心のこのコラムで触れていないというのも、いささかおかしい。そこで、いつもこのコラムを見て下さっているみなさんに、当事者からきちんと経緯を説明しておきたい。 8月半ばの東京新聞「こちら特報部」の紙面や、9月4日号の週刊誌「アエラ」がずい分、大きく取り上げてくれた。中でも「アエラ」の記事は私も存じ上げている河原理子さんのペンによるものだが、同業者ながら、おもしろく、それでいて、実にわかりやすくまとめてくれていると感心した。 〈警察批判本の訴訟に乱入〉〈オレたちを訴えろ〉の見出しで「北海道新聞が追及した道警裏金問題で、思わぬ場外乱闘。訴えられてもいないのに『被告』になることができる?どういうこと?」のリード。 この被告でもないのに「オレたちを訴えろ」と場外乱闘に持ち込んだ「オレたち」こそ、私と、私の友人というか変友、作家の宮崎学なのだ。 え、「どうい