ホリエモン捜査を検察が耐震偽装問題と無関係に以前から準備していようとも、その演出の効果が、安倍晋三を始めとする政界とヒューザーとの癒着疑惑を消し去ろうとする方向を秘めていたことはもはや言うまでもないというべきだし、検察のための劇場を準備したマスコミの権力指向もハッキリしている。 このライブドア・スキャンダルは証券市場自体を管理する社会の能力、危機管理システムを鍛える要因の1つにはなりうるでしょう。証券取引等監視委員会が何を監視していたんだか、疑問ですが、なにがしかの学習や、システムの改善はなされるとみておきましょう。 しかも、ライブドアの経済的規模など所詮泡のようなものです。 そうだとすればです。誰がどう見たって、私たちの生命と、政治とに直結して重大な問題は、やっぱり、耐震偽装の方です。 といっておきながら、今回は、小泉的イデオロギーの欺瞞性を暴露する事態としてライブドア問題を取り上げてみ