アルゴリズム型ステーブルコイン「TerraUSD(UST)」のボラティリティのバランスを取るはずとなっていたテラ(LUNA)トークンが、暴落した。一方のUSTは、米ドルに連動する機能を失った。 これが意味するのは、テラ/ルナによる「実験は」ほぼ確実に終わった、ということだ。システムが再び安定し、USTが自然にドルに対するペッグを回復する可能性は、ゼロに近い。仕組みそのものが、外部からの資金提供を基盤とするものであり、資金を提供していた人たちは、ついに目を覚ましたであろうからだ。 テラの共同創業者であるドー・クォン(Do Kwon)氏に、再び救済の手が差し伸べられることはおそらくないだろう。 わずか数日前には、新しい帝国の輪郭を見せ始めていたものの残骸を見ながら、クォン氏がどんなことを考えているのか、思いを馳せずにいるのは難しい。ビジネスの歴史、ひいてはより一般的な暮らしの中でさえも、これほ
![ステーブルコイン「テラ」の崩壊:創業者クォン氏の運命【コラム】 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2172597c5a8bf58b37debc6c3614c1cdd80c3e5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.coindeskjapan.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F05%2Fshutterstock_2144322597-scaled.jpg)