このあいだ、連銀の量的緩和に反対する経済学者を含む保守派の人達による連銀への公開書簡(邦訳)が出されましたが、それに保守派の経済学者であるマンキューは署名をしませんでした。またそれ以外でもマンキューは特にQE2に触れていないので、たとえばクルーグマンなどから「マンキューはどうなんだよ」とつっこまれたりしていました*1。ですがようやくそのマンキューが量的緩和に反対ではないという意見を表明しましたので、訳しておきます。政治的な理由から量的緩和の危険性も強調されてはいますが、基本的にはクルーグマンと同じ、良いことだけど大して効果は期待できないという立場ですね。 QE2 グレッグ・マンキュー 2010年11月17日 連銀の今回の量的緩和についての私の意見を何人かから尋ねられた。とくに、最近の連銀の行動に批判的な保守派経済学者達による公開書簡に私が署名しなかった事についてだ。 私の見解は、QE2はま