政府は28日、「埋蔵金」との批判があった「国債整理基金特別会計」の基金残高約10兆円のうち、7兆円を取り崩し、新年度の国債償還資金にあてる方針を固めた。今年度補正予算で約8兆円の国債を追加発行する影響で、国債発行額が大幅に増えかねなかったため、これを使って、新年度の国債発行を圧縮する。 政府が市場で売る国債は、建設国債や赤字国債などの「新規国債」、過去に発行した国債が満期を迎えたときにその償還資金を調達するための「借り換え債」、政府系金融機関などに融資するための「財投債」の主に3種類ある。 政府は今年度に174兆円の国債を発行する計画だが、「借り換え債」は112兆円に達し、6割超を占める。政府の国債残高が700兆円を超えているのが背景だ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は