米国の大手クラウド事業者のデータセンターが、相次いで日本に上陸する。アマゾン・ドット・コムが3月2日に開設したのを皮切りに、マイクロソフトが富士通と共同で早ければ5月に、セールスフォース・ドットコムも年内に開設する計画だ。日本国内のセンターを使うことで、サービスの応答時間が大幅に短縮する。各社は日本のITベンダーと協業し、システム構築支援やサポートなどの付加サービスにも注力する。日本企業のクラウド利用に、一層弾みが付きそうだ。 各社が日本にデータセンターを開設するのは、「日本国内にデータを保管したいという、顧客企業の要望に応えるため」(アマゾンの子会社アマゾン・ウェブ・サービシズのアンディ・ジャシー上級副社長)である。これまでは海外の大手事業者のデータセンターが国内になかったので、日本企業は彼らのセンターにデータを預けることに不安を感じていた。 日本にデータセンターを設ける各社は、それぞれ
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