カクレクマノミがイソギンチャクに刺されないのはなぜか――。その仕組みの一端を愛媛県の女子高校生2人が解き明かした。5月に米国で開かれる世界最大の学生科学コンテストに出場する。 解明したのは、愛媛県大洲(おおず)市の県立長浜高校1年で、水族館部に所属する重松夏帆さん(16)と山本美歩さん(16)。 カクレクマノミはスズメダイ科の熱帯魚で、ハタゴイソギンチャクをすみかにする。一方、イソギンチャクは、餌を取ったり身を守ったりするため体の表面にある触手から強い毒を含む針のような刺胞(しほう)を出す。 水族館部では千匹以上のカクレクマノミを飼育する。2人は、異なる液体がついた指でイソギンチャクに触れると、刺される指と刺されない指があった先輩の実験をヒントにした。
(CNN) インド北東部アルナチャルプラデシュ州でこのほど、これまで記録されていなかった未知の言語の存在が明らかになった。現地で調査した言語学者らによると、この言語は使用者がわずか800人で、消滅の危機に直面している。 言語学者のチームはナショナルジオグラフィック協会が支援する少数文化、言語研究の一環で、多くの言語が混在する同州を訪れていた。州内の一部地域で使われる「アカ」「ミジ」という2つの言語を記録しようと現地の民家を訪ね歩くなかで、発音や音の組み合わせがまったく異なる「コロ」という言語があることに気づいたという。例えば、豚はアカ語で「ヴォ」、コロ語では「レレ」のように呼ばれる。チームを率いる米スワースモア大学のデービッド・ハリソン准教授は「アカ語とコロ語の響きには、英語と日本語ほどの大きな違いがある」と指摘する。 ハリソン氏によると、コロ語は東アジアから中央、東南、南アジアにかけて
総務省は2015年2月6日、東京・霞が関の庁舎内で「インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会」の第1回会合を開いた(写真1)。人工知能(AI)分野の研究者やIT企業の経営者ら10人が集まり、議論した。 研究会の開催要項には「2045年にはコンピュータの能力が人間を超え、技術開発と進化の主役が人間からコンピュータに移る特異点(シンギュラリティ)に達するとも議論される」とある。政府機関が人工知能の中長期的な進化に伴う、いわゆる「2045年問題」(関連記事:元専門誌記者が抱く「イマドキのAI」への期待とモヤモヤ感)を主題とする研究会を開くのは極めて異例のことだ。 研究会の座長に選任された村井純・慶應義塾大学環境情報学部学部長は「『シンギュラリティの研究会を中央省庁で開く』と海外の研究者に話すと、一様にびっくりされた。新しい技術には大きな可能性もあれば、ネガティブな面もある。その辺
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