長崎県五島列島沖で、海上保安庁の測量船が海底に沈む20隻以上の旧海軍の潜水艦とみられる船影を確認しました。専門家はさらに詳しい調査が必要だとしたうえで、戦争の記憶が薄れるなか、終戦70年の節目に当時を思い起こすきっかけになる発見だと指摘しています。 船影は東西4キロ、南北2キロの範囲に、合わせて24か所で確認され、海上保安庁は過去の記録から、終戦の翌年の昭和21年4月、アメリカ軍が処分した旧海軍の24隻の潜水艦ではないかとみています。 船影のうち最も大きなものは、長さおよそ120メートル、幅15メートル、高さ10メートルあり、海上保安庁は、太平洋戦争当時世界最大だった旧海軍の潜水艦「伊402」ではないかとみています。アメリカ軍はこの海域で、伊402のほかに、全長45メートルから109メートルの潜水艦を処分したということで、海底では長さおよそ50メートルから100メートルの船影も確認できると