■海竜モササウルスにも虫歯があった!? ・7000万年前 夏休みに、孫と上野の博物館で催しされていた恐竜博を見に行った。ティラノサウルスを始めとするいくつもの強大な複製骨格を見上げ、生命の不思議にただ驚くばかりであった。お土産を買いたいと言うので、売店でおそろいのTシャツを買った。出口近くで、化石が売られているのを見た。そこで7000万年前のモササウルスの歯の化石が目に入った。孫の乳歯や犬の歯等を電子顕微鏡で観察してきたこともあり、大昔の動物の歯が無性に見たくなり、購入してしまった。今回はなんと7000万年前のモササウルスの歯がどんなになっているのか、観察した結果を紹介する。 モササウルスは、海に住むオオトカゲの一種で、大きさは10mもあるものがいたそうである。海に住んでいたので、恐竜(直立歩行する爬虫類)の仲間ではなく、海竜と言われ、恐竜が活動していた中生代(2億数千年前~6500万年前