29日に行われる予定だった将棋の女流タイトル戦「女流王将戦」の第3局で、挑戦者の福間香奈 女流五冠(32)が体調不良のため対局できなくなり、不戦敗となりました。これにより西山朋佳 女流三冠(29)のタイトル防衛が決まりました。 福間女流五冠は、「女流王将戦」三番勝負でタイトルを持つ西山女流三冠に挑戦し、1局目は勝ちましたが2局目は体調不良のため不戦敗となり、1勝1敗となっていました。 第3局は29日、東京の将棋会館で行われる予定でしたが、日本将棋連盟によりますと、福間女流五冠から体調不良のため対局できないと申し出があったため、規定に基づいて協議した結果、不戦敗とすることを決めたということです。 これにより、西山女流三冠の2勝1敗となり、3連覇でタイトル防衛が決まるとともに、通算5期獲得で女流タイトルの永世称号「クイーン王将」の資格を得ました。 福間女流五冠はことし8月に妊娠を公表し、11月
大阪地方検察庁の元検事正が、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪に問われている裁判が始まり、元検事正は起訴された内容を認めました。 弁護士の北川健太郎被告(65)は、大阪地検のトップの検事正を務めていた2018年9月、大阪市内の公務員の宿舎で、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪に問われています。 25日、大阪地方裁判所で開かれた初公判で、北川被告は「争うことはしません」と述べ、起訴された内容を認めました。 そのうえで「被害者に深刻な被害を与えたことを深く反省し、謝罪したい」と述べました。 続いて、検察は冒頭陳述で「事件当日、被告は検事正の就任祝いに参加していて、泥酔した被害者をタクシーに押し込んで宿舎に連れていき、帰らせてほしいと訴える被害者に性的暴行を加えた。やめるよう伝えたのに、『これでお前も俺の女だ』と言って犯行を繰り返した」と主張しました。
JR各社は普通列車などが乗り放題になる「青春18きっぷ」の利用方法を変更し、複数人での利用や、期間を空けての利用ができなくなるとしています。この決定に対し、使いにくくなるといった声も寄せられ、各社は自動改札機への対応などが理由だと説明しています。 JR各社は、春、夏、冬の行楽シーズンに発売している普通列車や快速列車などが乗り放題の「青春18きっぷ」について、この冬の分は利用方法を変更すると24日発表しました。 これまでは、複数人での利用や期間内であれば日付の間隔を空けての利用ができましたが、変更後は、乗車できるのは1人に限定し、連続した日数で利用する方式となります。 変更の発表を受けて利用者などからは、使いにくくなるといった声が各社に寄せられているということです。 各社は従来の青春18きっぷは有人の改札のみで対応し、混乱が生じるケースもあったとして、自動改札機への対応という技術的な事情に加
かつて「世界のFUNAI」と呼ばれた大阪の家電メーカー「船井電機」が経営に行き詰まり、24日、裁判所から破産手続き開始の決定を受けました。 1961年に設立された「船井電機」は、テレビやビデオといった映像機器をはじめ、プリンターやエアコンなど幅広い事業を展開し、2000年には旧東証1部に上場しました。 「世界のFUNAI」とも呼ばれ、会社のホームページによりますと2002年に生産を始めた液晶テレビの事業では、北米市場でトップシェアを獲得したこともあったということです。 しかし、中国メーカーなどとの間で販売競争が激しさを増す中で、業績が悪化し、2021年には出版を手がける東京の会社の傘下に入り、上場廃止となりました。 破産管財人によりますと「船井電機」は24日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたということです。 船井電機がことし8月に公表した昨年度の決算によりますと、最終損益は1
損害保険会社に対して保険金の不正な請求が行われていた疑いがあるとして、金融庁が中古車販売店のガリバーを展開する会社など2社に立ち入り検査を行っていることがわかりました。中古車販売の業界では旧ビッグモーターによる不正請求が明らかになっていて、業界にこうした不正が広がっていないか、実態の解明を急ぐことにしています。 金融庁が立ち入り検査を行っているのは、中古車販売店ガリバーを運営している東京の「IDOM」と、名古屋に本社がある中古車販売会社「グッドスピード」です。 このうち「グッドスピード」は旧ビッグモーターによる保険金の不正請求問題を受けて去年、不適切な請求があったことを公表していますが、関係者によりますと金融庁は全容の解明には至っていないなどとして、立ち入り検査の実施を判断したということです。 また「IDOM」についても、不正な請求の疑いがあるとして立ち入り検査を行ったということです。 グ
長時間労働による過労や職場の事故で死亡し、労働災害と認定された人たちを追悼する慰霊式が、東京 八王子市で行われ、参列した人たちが亡くなった人を悼むとともに、労災事故根絶への思いを新たにしました。 八王子市内にある慰霊施設には、これまでに労働災害で亡くなった27万人余りの人たちがまつられていて、毎年この時期に慰霊式を開いています。 23日は、全国から遺族や厚生労働省、経済団体の関係者などおよそ600人が参列しました。 この中で、昨年度1年間で労災と認定された2494人が新たにまつられ、黙とうがささげられました。 また、厚生労働省の幹部があいさつし、働く人たちの安全と健康を守る取り組みをさらに進め、労災事故の根絶を目指す決意を示しました。 そして、慰霊の願いが込められた風船が空に飛ばされると、参列者一人一人が祭壇に花を手向け、亡くなった人たちを追悼していました。
今回の衆議院選挙で自民党から公認されなかった候補者が代表を務める政党支部に、党本部が選挙の公示後に2000万円を支給していたと、一部で報じられました。森山幹事長は「党勢拡大のための活動費として支給したものだ。候補者に支給したものではない」とするコメントを発表しました。 今回の衆議院選挙では、政治資金収支報告書に収入を記載していなかった自民党の前議員10人が、党から公認されず、無所属で立候補しています。 これに関連して、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は23日、非公認となった候補者が代表を務める政党支部に対し、党本部が、選挙の公示後に、支部に対する政党交付金として2000万円を支給していたなどと報じました。 これについて、自民党の森山幹事長は23日午後、コメントを発表しました。 この中では「政党支部に対して、党の組織として、しっかり党勢拡大のための活動をしていただきたいという趣旨で、党勢拡大の
物価の高騰で食費の負担が増える学生たちを支援しようと、東北工業大学は22日から期間限定で1食100円のカレーを学食で提供する取り組みを始めました。 これは仙台市にある東北工業大学が2年前から年間40日限定で不定期で行っている取り組みで、通常は1食350円のカレー並盛りを100円で提供します。 このうち八木山キャンパスの学食では、午前10時半の開店と同時に学生たちが訪れてカレーを注文していました。 大盛りカレーは200円で、学生たちは、友人たちと一緒に味わっていました。 男子学生の1人は「100円カレーを目当てに来ました。いろんなものが高いので、負担を抑えられてうれしいです。毎回来たいです」と話していました。 大学によりますと、物価の高騰などの影響でアルバイトの時間が増えて授業に集中できないといった声が寄せられているということで、東北工業大学教務学生課の目黒裕二課長は「食費を節約している学生
中小企業などのITツール導入を支援する補助金について会計検査院が調べたところ、35%のケースでシステムを納入した事業者から資金がキックバックされ、このうち4分の1余りが補助金の不正受給にあたると認定されていたことが分かりました。 「実質無料」などをうたう悪質な事業者が不正を行うよう働きかけていたいうことで、会計検査院は、中小企業庁などに対し、こうした事業者が関係した合わせて58億円余りについて、追加調査を行って不正受給分を速やかに返還させるよう求めました。 中小企業庁が所管する独立行政法人「中小企業基盤整備機構」は、企業の生産性革命を支援する事業の一環で、システム開発などを行うベンダーと呼ばれる事業者から新たな会計ソフトなどのITツールを導入した中小企業や小規模事業者に、経費の一部を補助しています。 会計検査院が、令和4年度までの3年間に交付された補助金の0.8%にあたる445件、12億1
ウクライナ軍によるロシア西部への越境攻撃が始まってから2か月あまりで4回目となる捕虜の交換がウクライナとロシアとの間で行われ、越境攻撃がロシア側にとって捕虜の交換に応じる要因となっているという見方も出ています。 軍事侵攻を続けるロシアと、ウクライナの双方は18日、捕虜の交換が行われ、相手側に拘束されていた95人の兵士が解放されたとそれぞれ発表しました。 ウクライナ側が公開した映像では解放された兵士とその家族や友人が抱き合って喜ぶ様子が写っています。 捕虜の交換はウクライナ軍がことし8月にロシア西部クルスク州への越境攻撃を始めてから4回目となります。 アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は19日、「越境攻撃が始まってから捕虜の交換の頻度が大幅に増えている」と指摘した上で、越境攻撃がロシア側にとって捕虜の交換に応じる要因となっている可能性が高いという見方を示しました。 ウクライナのゼレンスキー
58年前、静岡県で一家4人が殺害された事件の再審=やり直しの裁判で袴田巌さんの無罪が確定したことを受けて、静岡県警察本部の津田隆好本部長が浜松市内にある自宅を訪れ、袴田さんに対し、「ことばでは言い尽くせないほどのご心労とご負担をおかけし、申し訳ありませんでした」などと謝罪しました。 袴田巌さん(88)の再審で、静岡地方裁判所は9月26日に無罪の判決を言い渡し、10月9日に静岡地方検察庁が控訴の権利を放棄する手続きを取ったことから、袴田さんの無罪が確定しました。 これを受けて、静岡県警の津田隆好本部長が、21日午前11時ごろに袴田さんの自宅を訪れ、本人と面会しました。 本部長は「逮捕から無罪確定まで58年間の長きにわたり、ことばでは言い尽くせないほどのご心労とご負担をおかけし、申し訳ありませんでした」と述べ、袴田さんに頭を下げて謝罪しました。 その上で、「静岡県警といたしましてはよりいっそう
「収容所から解放されたとき、父の体重は32キロでした」 両親がナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺「ホロコースト」を生き抜いたという、77歳のユダヤ人男性は、50年以上にわたってパレスチナの人たちのために声を上げ続けています。 その原点は建国まもないイスラエルで10歳の時に経験した、ある出来事にありました。 (ロンドン支局記者 松崎 浩子) アウシュビッツから生還した両親 イスラエル出身のユダヤ人、ハイム・ブレシートさん(77)。 イギリスでパレスチナ人との連帯を掲げるユダヤ人団体の共同代表を務めています。 ハイム・ブレシートさん ブレシートさんの両親は、ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺「ホロコースト」の生き残りでした。 600万人を超えるユダヤ人が組織的に殺害され、世界史上、例のない大虐殺とされるホロコースト。ポーランドに住んでいたブレシートさんの両親も1944年、アウシュビッツ
東京 調布市の住宅街で、道路の陥没が見つかってから18日で4年です。陥没の原因は地下のトンネル工事とされ、工事を行う東日本高速道路は現場周辺で地盤の補修工事を進めていますが、依然として完了のめどは立っていません。 4年前の2020年10月18日以降、調布市の住宅街で道路の陥没や地中の空洞が相次いで見つかりました。 現場の地下深くでは東日本高速道路が「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事を行っていて、会社などが設置した有識者委員会はこのトンネル工事が陥没や空洞の原因だとしています。 このため会社は、現場周辺での掘削工事を中断するとともに、トンネルの真上の幅16メートル、長さ220メートルの範囲で緩んだ地盤の補修工事を進めています。 会社によりますと、補修工事を行う範囲にある、およそ30軒のうち9割で住宅の買い取りや一時移転の交渉などを終え、これまでに19軒の建物が解体されたということです。
デンマークで開かれている自転車のトラック種目の世界選手権、大会2日目の17日、男子ケイリンで山崎賢人選手が優勝しました。この種目での日本勢の制覇は37年ぶりです。 自転車のトラック種目の世界選手権は今月20日までの5日間の日程でデンマークで開かれ、大会2日目の17日は男子ケイリンや女子スプリントなどが行われました。 このうち、250メートルのトラックを6周する男子ケイリンでは、山崎選手がフィニッシュ直前で抜け出し、優勝しました。 この種目での日本勢の制覇は、1987年の本田晴美さん以来、37年ぶりです。 また、オリンピック種目ではない男子スクラッチでは、この種目2年連続で2位だった窪木一茂選手が悲願の初優勝を果たしました。
58年前、静岡県で一家4人が殺害された事件の再審=やり直しの裁判で無罪が確定した袴田巌さんに対し、静岡県警察本部の津田隆好本部長が早ければ来週にも面会し、直接謝罪する方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。 袴田巌さん(88)の再審で、静岡地方裁判所は先月(9月)26日に無罪の判決を言い渡し、今月9日に静岡地方検察庁が控訴の権利を放棄する手続きを取ったことから、袴田さんの無罪が確定しました。 これを受けて、静岡県警の津田隆好本部長が、早ければ来週にも袴田さん本人と面会して直接謝罪する方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。 津田本部長はこれまでの取材に対し「当時、捜査を担当した静岡県警察としても、袴田さんが長きにわたって、法的地位が不安定な状況に置かれていたことについて、申し訳なく思っている」と述べ謝罪する意向を示していました。 一方、静岡県警は17日の定例の記
東京 日の出町にある太陽光発電施設から銅線ケーブルおよそ840メートルを盗んだとして、タイ人窃盗グループの指示役の容疑者ら4人が逮捕されました。 警視庁は、1都7県で60件以上の盗みを繰り返し、被害総額は1億円を超えるとみて調べています。 逮捕されたのは、いずれもタイ人で、茨城県筑西市に住むウェイチェークー・プリチャー容疑者(24)ら4人です。 警視庁によりますと、4人はことし5月、日の出町にある太陽光発電施設に侵入し、送電用の銅線ケーブルおよそ840メートル、193万円相当を盗んだ疑いが持たれています。 指示役のウェイチェークー容疑者が、地図アプリで発電施設を探して実行役に指示し、銅線ケーブルを切断して盗み出したとみられ、その後、金属買い取り店で売却していたということです。 調べに対し、容疑者らは「1回につき実行役は5万円、指示役は10万円ほどを受け取り、生活費や母国への送金に充てていた
宇宙空間で太陽光によって発電した電気を、電波に変換して地上に送るためのシステムの実現に向けて、京都大学の施設で送電実験が行われました。 「宇宙太陽光発電」は、高度3万6000キロの宇宙空間に静止させた太陽光パネルで発電を行い、電気を電波に変換して地上に送る構想で、2045年以降の実用化が目指されています。
映画「釣りバカ日誌」シリーズやNHKの大河ドラマ「翔ぶが如く」など、数々の映画やドラマで幅広い役柄を演じてきた俳優の西田敏行さんが17日、東京・世田谷区の自宅で倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。76歳でした。 目次 故郷・福島の復興に関わる 《芸能界から悼む声》 西田さんは福島県郡山市出身で、1970年に劇団青年座に入団、その後、映画やテレビで人間味あふれる役から暴力的な悪役まで幅広く演じる俳優として活躍しました。 1993年に公開された山田洋次監督の映画「学校」では、夜間中学の生徒をまとめる教師を演じ、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞に選ばれました。 1988年から合わせて22作が公開された映画「釣りバカ日誌」シリーズでは、釣りをこよなく愛するサラリーマン、ハマちゃんを演じ、三國連太郎さんが演じたスーさんとのとぼけた掛け合いが人気を集めました。 また、NHKの大河ド
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