経営再建中の東芝は12日、会社を主な事業ごとに三つの企業に分割し、それぞれ独立させる方針を正式に発表した。140年以上の歴史があり家電から原子力発電まで手がけた「総合電機メーカー」は事実上の解体に向かう。 東芝はこの日公表した新しい中期経営計画に3分割案を盛り込んだ。午後4時から綱川智社長らが会見して説明した。 計画によると、原発などの発電設備や交通システムなどを手がけるインフラサービス社とハードディスクドライブや半導体製造装置などのデバイス社を、それぞれ独立させる。2023年度後半をめどに株式の上場手続きを終えるという。 いまの東芝は、半導体事業を分社化したキオクシアホールディングスと、電子機器の東芝テックの株式を保有し存続する。 来年1~3月に開く臨時株主総会に分割計画を提案する。いまの東芝の株主には、新たに上場する企業の株式を割り当てるという。 主な事業ごとに分かれて効率…
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