ブックマーク / hajime-shoji.hatenadiary.com (9)

  • 講談社でLGBT関係の漫画を描くのって実際どうなのという話 - 庄司創のブログ

    今月号の月刊アフタヌーンで「白馬のお嫁さん」が最終話を迎えました。最後までおつきあいいただいた皆様、ありごとうございます。(最終3巻は8/23発売予定です。書店等でご予約いただければ。) かわいい女の子みたいなのが沢山描けて楽しいことの多い連載でした。「このマンガがすごい!」で高野文子先生に読んでる漫画のひとつに挙げていただいたのもうれしい思い出です。高野先生に読まれるなんてまったく想像していなかったので驚きました。 次回作はまたぜんぜん違うものになるんじゃないかと思いますが、また皆様にお読みいただければさいわいです。 で、せっかくこういう漫画を描きましたので、「講談社の雑誌でLGBT関係の漫画を描くのって実際どうなの」という点について書いてみます。 「裏方のことはあまり知りたくない」という方は読まれなくて大丈夫です。そんなショッキングが内容があるわけでもありませんので。 去年「境界のない

    講談社でLGBT関係の漫画を描くのって実際どうなのという話 - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2016/05/25
    "複数のシーンを持ってきて「このように解釈できる。けしからん!」という訴えはそれほど怖くありません" / "一コマを切り取られるのが一番おそろしい"
  • 40代男性がふわふわできる漫画を選んでみました - 庄司創のブログ

    今月分は入稿できました。単行1巻もおかげさまで評判が良いようです。読んでくださった皆様ありがとうございます。 「白馬のお嫁さん」は結婚を前提にした恋愛がテーマで、基的には20代前後の未婚の方を想定して描いているのですが、今作から私がラブコメ的な作風をとったことによって、すごくひさしぶりにこの手の漫画を読んだ方もいらっしゃるようですね。「原秀則のさよなら三角以来だなー!」みたいな。 そこまでじゃないかもしれないですけど、そういう方にも楽しんでいただけたのが嬉しかったので、私が勉強した最近のラブコメや萌え系漫画をちょっとご紹介してみます。昔ながらの現実的な青春ラブコメは今でもあるんですが、今回は「がんばって気持ちを若返らせなくても読めるようなの」を選んだつもりです。 くーねるまるた ビッグコミックスピリッツ連載で、企画からしておっさん向けなので読みやすいです。ポルトガル人の留学生の女の子が

    40代男性がふわふわできる漫画を選んでみました - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2015/01/13
    "この系統の漫画は文化的な爛熟を迎えている"
  • 『白馬のお嫁さん』発売前後のあれやこれや - 庄司創のブログ

    雨隠ギド先生と百合について 1巻のオビを「甘々と稲」を連載中の雨隠ギド先生に書いていただきました。恥ずかしいほどのお褒めのお言葉と、清隆+産む男3人のオリジナルイラストまで寄せてくださってます。 すごくの中身が面白そうに見えるオビで驚きました。短編集の萩尾望都先生に続いて、オビ運はもう〜めっちゃくちゃツイております。直接お礼もさしあげず失礼しておりますが、大変感謝しております。ありがとうございます。 人気作家さんなのでとても意外だったのですが、前から雨隠先生に注目していただいてることは、「【インタビュー】大切なのは「ギャップ萌え」と「カタルシス」! 『甘々と稲』雨隠ギド【後編】 | このマンガがすごい!WEB」で存じてました。 それで百合を出されてるということで、今後の参考になるかもしれないと、『終電にはかえします』を読んだんですけど、あれですね、僭越ですけど、やっぱりちょっと恋愛

    『白馬のお嫁さん』発売前後のあれやこれや - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2014/11/24
    "まずいです……。5歳になったばかりの息子が、うちに届いた『白馬のお嫁さん』の見本の単行本を無邪気に読んでいます……!" / "私が描いたんだと言ったら熱心にページをめくって離しません!"
  • 文章で伝わらない新作漫画のちょっとした苦労 - 庄司創のブログ

    「白馬のお嫁さん」1巻発売が明日に迫りまして、ここ数日は月刊アフタヌーンのサイトで特集を組まれるなどいたしました。編集さんも力を入れてくださっているので私もひとつ記事をアップいたします。今の漫画の売り方のちょっとした苦労話として。 まず今作「白馬のお嫁さん」は、最初の4ページを読んでいただくと興味がある方とない方にスパッと分かれるような漫画なんです。 10ページも読めばもうだいたいどんな趣向なのかも伝わるんですが、それがもう非常に大変なんですね! なぜならユーザーさんはまず文章とワンカットで、試し読みに進むかどうか決められるからです。 今作の文章での伝わらなさを伝えるためにわざと言葉で説明しますと…… 「新機軸の男女逆転もの」。近未来の日で「産む男」が登場。見た目は少女ですが文字通り子どもが産める男で、気弱な男子高校生といっしょにお嫁さん探しをします。*1 なんかこう…作品に対する期待が

    文章で伝わらない新作漫画のちょっとした苦労 - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2014/11/20
    "今作は" / "「SF嫁取りラブコメ」などとも言っていますが、SF好きの人って嫁取り漫画を読みたい層なのかっていうと……よくわかんない……" / "最初の10ページをここにモアイから転載します。"
  • 今月号の休載と幻想再帰のアリュージョニストについて - 庄司創のブログ

    まず幻想再帰のアリュージョニストについて。一応お断りしますと私とは関係ない作品です。これははてブウォッチャーの方以外にはわけがわからないかと思いますが、某所で拙作を宣伝していただいたので、お礼もかねて布教に参加します。(ステマ) まあ、これがタダで読めちゃうのはすごいですよね。私は読むのがとても遅いので2章の途中までですが、人間性の解体や脳の機能拡張を平然と押し進めるグレッグ・イーガンや伊藤計劃以降の「ライトノベル」というかんじです。ある意味、何万円出しても買えないんじゃないかなと思うような。 ネタばれになりますが、 面白いのは主人公が人工知能なんですね。作中では生身の人間と区別がつきませんが、「ハーモニー」の医療的監視システムWatchMeや、それを元にした「勇者ヴォグ・ランバ」のペインフリーのような、人間の複雑な思考まで代替してくれるようなシステムそれ自体が悩み、考えるストーリーなんで

    今月号の休載と幻想再帰のアリュージョニストについて - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2014/10/31
    "それで本日10/31発売の「月刊アフタヌーン」12月号の「白馬のお嫁さん」は単行本作業のため休載です。" / "11/21発売です。"
  • 新作「白馬のお嫁さん」について - 庄司創のブログ

    新作をお待ちいただいたみなさま向けの告知です。 どうもたいへんお待たせしました。3月25日発売の月刊アフタヌーンから新連載がスタートします。 今回の作品は、とにかく人物をかわいく描こうと現在ヒーコラしています。書店の漫画コーナーを見渡すたびにかわいいキャラの表紙が多くてくじけそうですが……。温かな視線でおつきあいください。 テーマは恋愛です。近代の、結婚という風習と結びついた、例のあの自由恋愛であります。 内容は「三文未来の家庭訪問」に出てきたWOLVS男児(産む男)で、リタより2歳年上の、また違う運命をたどる男の子らの話です。 産む男が出てくるということはジェンダーがらみ、例の「男性問題」の話でもあるんですが、その中でも恋愛結婚に話をしぼってじっくりやろうという趣向です。 われわれが関心を寄せてきたあの恋愛とは一体なんだったのか、というあたりをなるべく深く掘り下げていければと思っていま

    新作「白馬のお嫁さん」について - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2014/03/24
    "今回は今までよりもずっとゆっくりしたペースで展開させていただけることになりまして、庄司にページ数を無制限に与えるとどういうふうになるのか、という結果がご覧になれそうです。"
  • 参考文献などは書かなかったので - 庄司創のブログ

    もし「勇者ヴォグ・ランバ」に出てくる要素についてもっと知りたいという方がいらしたら、このあたりをおすすめします。 意識の話 哲学的ゾンビとか、意識を記述できるのかとか、意識にまつわるテーマはwikipedia:意識のハード・プロブレムに出てくる用語や人名からたどっていけると思います。 ただこの作品全体は最新科学で意識の性にせまるというようなテーマではないので、ペインフリーのシステムがらみでない場面では意識はカントの「理性」ぐらいの古典的なイメージで話作りしていました。“認識の主体”程度の意味でしょうかね。 記号うんぬんの話 人間は記号の乗り物と言える、という話はリチャード・ドーキンスによるミーム論(wikipedia:ミーム)ですね。人間は遺伝子の乗り物、とした「利己的な遺伝子」に、同時に出てきます。 意識は物理世界と記号世界を扱うというくだりは、ロジャー・ペンローズの提唱する概念をネ

    参考文献などは書かなかったので - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2013/05/05
  • 新作のお知らせ - 庄司創のブログ

    来月からアフタヌーンさんで、少し長めの話を載せて頂けることになりました。しばらく連載されます。 私は作品が載る前っていうのはもう、いろいろと言い訳したい気持ちでいっぱいなんですけども、特に他で宣伝してくれる所もないので、ちょっと良さそうなことを書きますね。 ええとですね、「ヴォグ・ランバの体制(仮タイトル)」ってことになってるんですけども、編集さんから「体制っていうワードがぜんぜん売れそうな気がしないんですよね…」と言われてまして、もうちょっとギリギリまで良いタイトル案を考える予定です。私ネーミングセンス自信ないんですよね…。 テーマはですね、読み切りで「男性」「人生」「科学と宗教」ときて今回は「政治体制」についてなんですけども、まあ、ヴォグ・ランバ君ていう青年が世界の危機に立ち向かって大活躍する冒険活劇だと思って頂ければ大筋間違いないです。期待してたのはそういうのじゃなかったなーという方

    新作のお知らせ - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2013/02/25
    スペキュレイティブな話、という意味合いでちゃんとハードなSFでした。ありがとうございました。
  • 伊藤計劃作品の関連作としてのヴォグ・ランバ - 庄司創のブログ

    おかげさまで勇者ヴォグ・ランバ1巻が発売されました。最終回はあさって25日のアフタヌーンに掲載です。すでに2巻用の作業も済みまして、おそらくちゃんと2/22に発売されます。 たぶん、ネットでは伊藤計劃さんとからめて言及していただくケースが多いだろうと思いまして、それを読まれて「伊藤計劃関連なら買おうかな、どうしようかな」と迷われた方に参考になるような記事を書きます。*1 テーマは近いです。 下は2巻の内容ですが、ファンの方ならピンとくるんじゃないでしょうか。 でもテイストは違います。 最初のほうではミリタリー要素も濃いのですが、のっけから軍用車両が馬匹牽引ですし あとはどんどん……独特な感じになっていきます。伊藤計劃さんのあの格好いいかんじを期待されるとキビしいです。もっとなんというか……ハードSFではなく思考実験的で漫画的で……独特な感じです。2巻では多少マシになりますが、新人なのにいき

    伊藤計劃作品の関連作としてのヴォグ・ランバ - 庄司創のブログ
    t_f_m
    t_f_m 2013/02/25
    "ヴォグ・ランバの後書きに際して、" (中略) "ただ「伊藤計劃作品に影響を受けた」とリファレンス的に書" いてある(1巻、2巻共に)
  • 1