私たちが暮らしている場所のすぐ近くに迫って来ているシカやイノシシなど野生の鳥獣。ことしに入って全国各地でけが人も出ていて、農村部だけの問題ではなくなっています。そうした人の生活に害を及ぼす野生の鳥獣=「有害鳥獣」の被害を食い止めるための対策の柱が、地元のハンターたちによる「捕獲・駆除」です。国も補助金を出して、捕獲を後押ししていますが、この制度をめぐり、現場では今、思わぬ問題が起きています。(鹿児島局・杉本志織記者/ネットワーク報道部・後藤岳彦記者) ことし8月7日の夕方。佐賀県唐津市で、歩道を自転車で走っていた男子中学生の目の前に、突然1頭のイノシシが現れました。 中学生はイノシシに体当たりされ転倒。命に別状はありませんでしたが、肩を打つけがをしました。20分後にはそこから約600メートル離れた住宅に現れ、縁側にいた80代女性が肩をかまれるけが。 地元の人は、「このあたりでイノシシを
日本ジビエ振興協議会は8日、長野トヨタ自動車と共同開発したジビエ(野生鳥獣)の移動式解体処理車を東京都内で披露した。ジビエの食肉利用は衛生上の問題で、捕獲後2時間以内の処理場への運搬が困難だった。だが、処理車があれば捕獲後に短時間で処理が可能になる。今月から長野県富士見町を皮切りに全国で処理車を使った実証実験を始め、ジビエ料理の普及につなげる狙いだ。 車両は2トントラックで、普通自動車免許での運転が可能。内部には洗浄・保冷設備を備え、内臓を取り出し、枝肉にするまでの解体が行える。肉は天井のレールからつるしたまま処理でき、シカ2~5頭を冷蔵できる。価格は1台約1700万円だが、国が購入費の半額を補助するという。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く