青山ブックセンターで開催された『戦後60年』刊行記念の上野昂志氏×大塚英志氏のトークセッションに参加してまいりました。批評とか文壇とかマンガとか宮崎駿監督など様々なテーマについて語られましたが、僕が印象的だったことをまとめてみました。 ※要注:以下のものは私が見聞きしてきたことを書き留めたものであり、発言者の真意を正確に反映しているとは限りません。 『戦後60年』刊行の意味と歴史意識について 事件・出来事などを一つの時間軸に照らし合わせて、その時代の中でどのような評価を受けどのような影響を与えたのかというように読んでいくような作業がなされてなく、単なる「情報」として読み解かれている。 80年代にはまだ戦後からの時間軸が明確にみなに意識されていたので、逆に記号論やシステム論など非歴史的・脱歴史的な言葉を安心してカウンターとして使用できた。それが90年代以降カウンターにならなくなってきた。 今