独立直後のルワンダに話を戻そう。 フツ革命後、ツチ政治家は大きく2つの勢力に分かれた。フツとの協調を目指す宥和派と、かつての体制を取り戻そうとする復古派である。 宥和派のツチは、PERMEHUTUの独裁傾向に業を煮やしたフツ政党と連合を組み、独立時の政権に参加できた。しかし、この危うい協同体制は、復古派のツチの活動のあおりを受けて崩壊する。 ツチの復古派は国外脱出し、ウガンダやブルンディから散発的な攻撃を繰り返した。反乱組織はルワンダ国内の支援が得られないため、ゲリラというよりテロ的な攻撃に終始する。この反乱組織はフツから「ゴキブリ」と呼ばれ、攻撃があるたびに国内のツチが報復の対象となった。 1963年12月、状況を打開できないことに業を煮やした反乱組織は、ブルンディから決死の攻勢を仕掛けた。首都キガリまで20kmのところまで迫ったが、軍備の不足は否めず、結局ルワンダ軍に撃退された。これで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く