ブックマーク / kazetabi.hatenablog.com (3)

  • 風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜 - 受け皿がないと、なぜ行動できないのだろう

    東京新聞の記事だけでは詳細がわからないから、仕方なく、現在発行されている「論座」を買って読んだ。 「『丸山眞男』をひっぱたきたい」への応答で、特に心に響くものはなく、だいたい常識的なものばかりだった。 なかには、「常識」の強権のようなものもあった。 私が一番不快に感じたのは、この雑誌に直接寄稿しているわけではないが、ある現職の東大教授が「こういう人間を養成した、戦後世代の者としての責任を感じる」と意見を発していることだった。(同じようなコメントを述べる良識的インテリは無数にいて、ワン オブ ゼムだから名前は不要) 養成する側とされる側があって、自分は養成する側にいて、その資格を持つという自惚れに、私は生理的な嫌悪を感じる。 責任があるといっても、あくまでも自分の使命が果たせていないというニュアンスであり、養成の基準そのものが間違いかもしれないという疑いではないようなのだ。 私の先日のエント

    風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜 - 受け皿がないと、なぜ行動できないのだろう
    t_kei
    t_kei 2007/03/06
    「赤木さんの考え方じたいに、私は戦後教育においてインテリが養成しようとしてきた型を感じてしまう」
  • 言論の自由とは!? - 風の旅人 〜放浪のすすめ〜

    今朝の朝日新聞の社説に「節度と寛容の心を持て」というご立派なタイトルで、イスラム教の預言者ムハンマドの諷刺漫画をめぐる欧州諸国とイスラム社会の対立について、下記のような記事が出ていた。 「 ・・・表現の自由を暴力で抑え込む動きを容認するわけにはいかない。穏当な抗議運動はともかく、放火や襲撃は論外だ。 だが、一方で、イスラム社会の現状にも目を向けないではいられない。 自由にものを言えるイスラムの国は、一握りしかない。経済的にも欧米に後れを取り、屈折した思いを抱く人々が多い。そこに表現の自由を振りかざして「預言者」の戯画を突きつければ、どんなことが起こるか。 積もり積もった不満のはけ口として、煽動者に利用されることは目に見えている。 ・・・・・・ 表現の自由はかけがえのないものだ。だが、人が心のよりどころとする宗教などへの配慮は欠かせない。自由をしっかりと守るためにも節度を保ちたい。」と。 こ

    言論の自由とは!? - 風の旅人 〜放浪のすすめ〜
    t_kei
    t_kei 2006/02/11
    「中国で着々と戦争の準備が進められているその時、人々は人生を楽しみ、その時から僅か1,2年でアメリカを相手に戦争を始めるなどと、想像できないような雰囲気だ。」
  • 曖昧と論理 - 風の旅人 〜放浪のすすめ〜

    昨日、立教大学で行われた「環境と文学のあいだ」を聴講する。 プログラムは、石牟礼道子さんのビデオ講演+朗読、田口ランディさん、川村湊さんの講演。 石牟礼さんの講演と朗読は、時折何を言っているのかわからないのだけど、終始不気味な気配がたちこめていて、知らず知らずその世界に引きずり込まれてしまう。 ちょうどこのイベントに行く前、保坂和志さんからいただいた、保坂さんと小島信夫さんの風変わりな対談が収録されたCDを自宅で聞いていて、それが石牟礼さんの講演や朗読ととてもシンクロしていて不思議だった。 その二つは、明瞭な「意味」に辿り着くことを目的としているものではないが、何もないわけではなく、「言うに言われぬもの」を志向していく強い思いが渦を巻いて、その渦のなかに周りを巻き込む強烈な磁力がある。 世界と向き合いながら、世界と向き合っている自分自身を世界の前にさらけ出すためには、「言葉」が必要になる。

    曖昧と論理 - 風の旅人 〜放浪のすすめ〜
    t_kei
    t_kei 2006/01/08
    「その力の強さは、「言うに言われぬ領域」にこだわり続けて、自問自答し続けることで培われていく。」
  • 1