米マイクロソフトは、マクロ経済の混乱を乗り切るため、今年全てのフルタイム従業員の給料を凍結することを決めた。不確実性が高まる状況の中で経費削減を強化する。 サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は社内文書で、人工知能(AI)への大規模なプラットフォーム転換への投資に向け「十分なイールド(収益)」を確保するため、この動きが必要だと説明。同社は既に2022年の報酬を引き上げていると付け加えた。 ただ、同社は時間給労働者の時給引き上げを検討するほか、「過剰な資金提供」をせずにボーナスと株式報酬プログラムを維持する方針だと、ナデラ氏は詳しい説明を行わずに指摘した。 広報担当者は「ダイナミックな経済環境と大きなプラットフォーム転換の両方を乗り切るには、従業員に投資する方法について重大な決断を下す必要があることを会社として認識している」と説明。給料凍結についてはインサイダーが先に報じていた。
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