南太平洋の島国・トンガ付近で起きた海底火山の噴火から1週間。 現地との通信が遮断され、なかなか被害の全容がつかめない中、現地の状況が徐々に明らかになってきました。南太平洋で唯一、王室が残り、日本の皇室とも深い親交があるトンガはいま、どうなっているのか。これまでに入っている情報をまとめました。 (国際部記者・鈴木康太、吉元明訓/シドニー支局 青木緑) 噴火はどこで起きたの? 大規模な噴火が起きた海底火山「フンガ・トンガ フンガ・ハアパイ」は、日本からおよそ8000キロ離れた南太平洋のトンガの首都ヌクアロファから北に65キロ。 噴煙は上空1万5000メートル余りに達したと見られています。 噴火から3日後、18日に声明を出したトンガ政府は「津波の高さは最大で15メートルに上り、多くの島が被害を受けた」と初めて被害の状況を明らかにしました。
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