岸田文雄首相は13日の自民党役員会で防衛費増額を巡り「防衛力の抜本強化は安全保障政策の大転換で、時代を画するものだ。責任ある財源を考えるべきで、今を生きる国民が自らの責任としてその重みを背負って対応すべきものだ」と述べ、一部を増税で賄う考えを改めて示した。 茂木敏充幹事長が役員会後の記者会見で明ら…
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自民党の稲田朋美元防衛相は12日、岸田文雄首相が防衛力の抜本的強化のための財源をめぐり、年間約1兆円の増税を実施する方針を示したことに対し、「(防衛財源は)安定財源である必要がある。1兆円について国民に薄く広く、税の負担のお願いを検討する首相の方針は正しいと思う」と述べた。首相官邸で記者団に語った。 首相は8日の政府与党政策懇談会で、防衛費の増額について令和9年度以降、毎年度約4兆円の財源確保が必要になるとした上で、そのうち1兆円強を増税で賄う方針を示していた。 稲田氏は防衛費増額の方針に理解を示した上で、「私が(平成28~29年に)防衛相をやっているときに比べ、自衛隊員は数段厳しい状況の中で命をかけて国を守ろうとしている。(防衛費増額の)意義を国民全体で考えていくことは重要だ」とも語った。
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