■「あまちゃん」は震災をどう描いたか? きのうに続き、しつこく「あまちゃん」レビューです。 「あまちゃん」を語るうえで、やはり東日本大震災の描写についてとりあげないわけにはいかないだろう。 これについては、「あまちゃん」放送開始当初から視聴者のあいだではさまざまな憶測が飛び交っていた。震災で登場人物の誰かが死んでしまうのか、いや、ひょっとしたら劇中では震災は起きず、北三陸の町が一種のパラレルワールドとして描かれるのではないか……という推測すらあった。最終回ののち公開されたある記事によれば、ほかならぬ作者の宮藤官九郎自身、スタッフとともに震災をどうとりあげるかかなり悩んだようだ。 結果からいえば、クドカンは逃げることなく震災を描いた。しかし登場人物は誰ひとりとして死んだり行方不明になったりしなかった(その前週では、あれほどユイに死亡フラグを立てておきながら)。私は夏ばっぱ(宮本信子)が倒れた
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