韓国の出版社、教学社の高校歴史教科書をめぐり、左派や野党陣営が学問の自由を弾圧・妨害し、歴史を歪曲したとして抗議の声を上げる保守系の研究者たち=6月24日、ソウル(加藤達也撮影) 高校で使う韓国史の教科書をめぐり、韓国ではいま保守派と左派の理念対立が激化し、さながら“歴史戦争”(韓国メディア)の様相まで呈している。日本で「日教組」による自虐史観の歴史教育が糾弾されたように、韓国でも近年、教員労組「全教祖」による左翼偏向の歴史教育が問題となっている。(SANKEI EXPRESS) こうした中、既存の「親北朝鮮・親ソ・反米・反韓国」(韓国メディア)の左偏向教科書に対抗し、保守派が新たに作成した教科書(出版社「教学社」)が8月末、検定を通過した。ところが、野党陣営や左翼系学者らがこぞって「歴史歪(わい)曲(きょく))」「親日・親独裁の欠陥右翼教科書」(韓国メディア)と非難し、検定取り消しを政府