政府は5日、飲食料品への消費税率を引き下げる基本方針を閣議決定した。2027年4月から2年限定で、現行の8%(軽減税率)から1%にする。27年6月以降は、残る1%分の税収相当額を中低所得者向けの現金給付に回し、消費税率を「実質ゼロ」とする。1989年4月の導入以来、消費税を減税するのは初めて。 基本方針は、所得に連動した新たな給付制度を、働く中低所得者を対象に29年度から導入することも定めた。政府は消費減税を、この制度を本格導入するまでの「つなぎ」措置と位置づけている。 高市早苗首相(自民党総裁)は、2月の衆院選で消費減税を公約に掲げ、自民党に圧勝をもたらした。選挙後、超党派の「社会保障国民会議」で消費減税に関して意見をとりまとめるよう求めたが、政府・与党の結論ありきの姿勢に野党が反発して頓挫した。 高市首相は7月30日に消費税率を実質ゼロにする方針を表明し、自民党に対して党内手続きを進め

