特定秘密保護法案の国会審議を担当する森雅子少子化担当相は22日の記者会見で、沖縄返還に伴う密約を報じて記者が逮捕された西山事件は同法の処罰対象になるとの認識を示した。これに対し、密約を報じた元毎日新聞記者、西山太吉氏は「森担当相の発言は全体的な捉え方をしておらず、的外れだ」と指摘した。 【国家機密の漏えいに厳罰 特定秘密保護法案を詳しく知る】 法案は機密を漏らした公務員らへの罰則強化を盛り込んでおり、森担当相は、罰則を科す取材活動に関し「西山事件に匹敵するような行為と考える」と述べた。 ◇西山氏「違法な秘密を『秘密』にするのか」 これに対し、西山氏は「沖縄密約は憲法違反の重大な政治犯罪。政府高官が保護されるべきではない違憲、違法な秘密を『秘密』としたことは法治国家を根底から覆すことだ。政府に都合の悪いものを全部隠せる法律を認めてはならない」と話した。【内田久光】
自民党の村上誠一郎・元行政改革担当相が、機密を漏らした公務員らの罰則を強化する特定秘密保護法案を了承した22日の自民党総務会を途中退席した。村上氏は朝日新聞の取材に対し、「基本的人権にかかわる法案であり、いろいろなケースを想定して熟議すべきだ」と述べた。衆院本会議での法案採決への態度は、審議を踏まえて判断する考えも示した。 トピックス「特定秘密保護法案」関連記事首相官邸前で秘密保護法案反対訴え10/23秘密保護法案、25日閣議決定 今国会成立の公算大10/22秘密保護法案「どうしても必要ではないか」 首相が答弁10/21「30年でも出せないものも」秘密保護法巡り石破幹事長10/20酒の席で話して逮捕? 秘密保護法案、市民への影響は10/19レコメンドシステムによる自動選択最新トップニュース
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10月22日、 安倍首相は、福島第1原子力発電所の汚染水は完全にブロックされているとの認識をあらためて示した。写真は1日撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai) [東京 22日 ロイター] - 安倍晋三首相は、22日午後の衆議院予算委員会で、東京電力<9501.T>福島第1原子力発電所の汚染水は完全にブロックされているとの認識をあらためて示した。 9月の国際オリンピック委員会総会で完全にブロックされていると発言した後、国会などで全体としてコントロールされているとの発言に代わったことについて首相は「基本的に同じだ」とし、「汚染水の影響はブロックされている。健康への被害という意味でも完全にブロックされている。この考え方は変わっていない」と説明。「モニタリングの結果は基準値をはるかに下回る数値しか出ておらず、汚染水の影響は完全にブロックされている」と語った。
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