2018年11月10日のブックマーク (1件)

  • 熊谷直好 千人万首

    天明二年二月八日、周防国岩国に生まれる。鎌倉武士熊谷直実の子孫を称する武家の出。父は直昌、母は山県忠左衛門の娘。初名は信賢。通称は助左衛門。 父と同じく岩国藩士として仕え、若くして物頭・究方などを勤める。和歌は幼少より才をあらわし、十六歳になる寛政九年(1797)、香川景樹に書簡を送り入門を許される。十九の歳には上洛し、以後たびたび直接の教えを受けた。門弟の筆頭として景樹より重んじられ、桂門の歌人としては木下幸文と並び称された。故郷でも名声あがり、岩国藩主の歌道師範となるが、藩内の紛議に関わって文政八年(1825)脱藩した。その後大坂に住んで歌道に専念する。文久二年八月八日、北浜の家にて死去。八十一歳。墓は天王寺区の西念寺にある。 家集は、自筆歌稿をもとに門弟が編集した『浦のしほ貝』(浦の汐貝・浦の塩貝とも)、及びこれに洩れた歌をやはり門弟が編集した『浦のしほ貝拾遺』の二つが主要なものであ

    tach
    tach 2018/11/10
    「いろいろの虫の声聞きまどろめば千草の花ぞ夢に見えける」初めて知った江戸時代の歌人熊谷直好。むしろとても素朴で初々しい、だがそれがいい。新古今和歌集は実は物凄く嫌いなんだよね趣味的な意味で