西洋史 【ロシア初の女帝】 エカチェリーナ1世のシンデレラストーリー 「農民から皇帝に」 西洋史 ロシア コメント: 0 投稿者: 草の実堂編集部 2024/4/20 ロシア王朝の女性君主といえば、啓蒙専制君主として知られるエカチェリーナ2世が有名である。 しかし彼女の前に「初の女性君主」が居たことはあまり知られていない。 歴史にエカチェリーナ1世として名を残した彼女は、初代ロシア皇帝・ピョートル1世の2番目の妻でありながら元々は農民の出でありロシア人ですらなかった。 卑賤な生まれから皇帝にまで上り詰めた彼女の人生は、正に波乱万丈なものであった。 エカチェリーナ1世の本名はマルファ・サムイロヴナ・スカヴロンスカヤと言い、 1684年に生まれたとされているが出生地と幼少期に関する正確な情報は残っておらず、いくつかの説が存在する。 最も一般的な説としては「リトアニアの農民の家庭で生まれた」とい