今どきの若者なぜ中核派? 反原発やサークル装い浸透、京大捜索で注目 産経新聞 11月30日(日)17時46分配信 警視庁による京都大学学生寮への家宅捜索で注目を集めた中核派。学生運動が盛んだった昭和時代に、対立組織の活動家を殺害するなど凄惨(せいさん)な暴力行為を繰り返してきた極左暴力集団だ。社会情勢の変化から、活動家の減少や高齢化が進み、衰退の一途をたどってきたが、事件では逮捕された3人を含め若者の姿も目立った。反原発活動やサークルを装った学生勧誘などが奏功しているとみられ、警察当局は警戒している。 ■「京大ポポロ事件」 「令状を見せろ」「帰れ」。11月13日、警視庁公安部が京都市左京区の京大学生寮「熊野寮」で家宅捜索に着手すると、サングラスやマスク姿の活動家ら数十人が行く手を阻み、激しい押し問答となった。 捜索の背景には東京・銀座で同月2日に起きた公務執行妨害事件がある。中核派が