ハチから幼児守った看板犬 子どもたちとの触れ合いを楽しむロン=佐世保市、白岳自然公園 佐世保市江迎町の白岳自然公園では、ボーダーコリーのロン(オス、8歳)が看板犬として来園者を迎えている。1日に近くの山で登山客がスズメバチの群れに襲われた際には、身をていしてかばい、客を避難させた。飼い主で公園の所長、横松賢一さん(62)は「人を気遣うことができる犬だが、ここまでするとは思わなかった」と愛犬の勇気ある行動に驚いている。 「ワンちゃんだ。かわいい」。夕日が木々を金色に照らし始めた9日午後5時前。公園で遊び終わった家族連れがロンの元に駆け寄った。体を触ったり体の上に乗ったり。思いのまま触れる子どもたちを穏やかに受け入れていた。 生後3カ月から看板犬を務めるロン。子ども好きな優しい性格で人気を集めてきた。 横松さんによると、登山客がスズメバチに襲われたのは1日午前11時ごろ。幼児や小学校低学年の親