2011年度のバロンドールが決まった。男子がL・メッシで女子が澤穂希、男子の監督がペップ・グアルディオラで女子の監督が佐々木則夫。予想どおりの結果だったが、投票のくわしい内訳がFIFAのホームページに出ている。これがなかなか面白い。眺めていると、みるみる時間が流れてしまう。 日本の新聞が報道しなかったことからいうと、4位に入った宮間あやの善戦が目立つ。獲得したポイントは全体の12.18%。澤が獲得した28.51%の半分以下だが、アジア諸国はもとより、アルゼンチン、ベラルーシ、ハンガリー、ナイジェリア、ポーランドといった国の主将が宮間を1位に推している。なるほど、あの足技は玄人受けするにちがいない。 男子に眼を転じると、メッシの圧勝が凄まじい。 47.88%という数字は、2位C・ロナウドの21.60%、3位シャビの9.23%に大きく水を開けている。そもそも、この3人で全体の8割近いポイントを