U-22日本代表に一風変わった選手が招集されている。明大4年の丸山で大学屈指のDFとの評価を受けてFC東京への入団が決まったのだが、プロ入りを決断した理由は「第一志望の企業への就職に失敗した」というのだから驚きだ。 高校時代に大けがを経験し選手として大成する道を捨てた。大学でプレーを続けたのは「完全燃焼したかったから」。U-22代表に選ばれる逸材にはJリーグのクラブから入団の誘いもあったが、「プロには行きません」と断り続けていた。 転機が訪れる。希望していた企業への就職に失敗し、「納得できない会社で働くよりも、1度しかない人生を自分が思うように生きたい」と一念発起。中学時代にユース組織に所属していたFC東京でプレーを続ける道を選んだ。 関塚監督の期待も高い。本職のセンターバック以外にボランチもこなす器用さに着目。不動のボランチだった山村(流通経済大)を故障で欠くチーム事情もあり、「力をつけ