元プロ野球選手が覚醒剤所持・使用容疑で逮捕されるなど、違法薬物の 蔓延 ( まんえん ) が社会問題になる中、内閣府が青少年に薬物乱用の恐ろしさを分かりやすく伝えようと、「たった一度の過ち」と題する漫画を制作した。今月9日から同府ホームページで公開している。 漫画は全10ページで、主人公の男子大学生がサークルの先輩にそそのかされて大麻を使用し、薬物の乱用者になっていくというストーリー。主人公は薬物による幻覚から「病院に行こう」と言う父親を、自分を逮捕しにきた警察官だと勘違いしてハサミで刺し、服役することになる。 「俺はいつでもやめられる。誰にも迷惑はかけていない」と薬物に溺れていく主人公の心理や、家族が巻き込まれていく様子がリアルに描かれている。