「サッカー天皇杯 第78回大会決勝 横浜フリューゲルス vs. 清水エスパルス」(1999年1月1日) 山口素弘、楢﨑正剛ら多くの日本代表選手を擁し、Jリーグを盛り上げた横浜フリューゲルス。1998年10月、経営不振と一部スポンサーの撤退により、横浜マリノスに吸収合併されることが発覚。選手たちに事実上のチーム消滅が言い渡されます。 チーム存続を信じて戦った選手たちは、吸収合併が発覚してからもJリーグでのシーズン残り試合すべてに勝って4連勝。その強さを証明しましたが、決定は覆らず、同シーズン限りでのチーム消滅が決定。存続の道は絶たれてしまいます。 そして、チームとして最後の大会となった第78回天皇杯。決勝まで勝ち上がり、清水エスパルスと対戦した横浜フリューゲルスは、選手、サポーターが一丸となって戦い、優勝。 1999年の元日、晴天の国立競技場で、日本一のチームとして天皇杯を掲げました。