私は、ソーメン二郎。そうめん研究家です。奈良県桜井市の生まれで、親戚が三輪そうめんの製麺所を経営していました。小学生の頃は、夏のお中元シーズンになると贈答品として発送するそうめんの伝票に住所・名前を書いたり、祖母が箱詰めしたそうめんを台車に乗せて運んだりしていました。実家にも当然、三輪そうめんが木箱でたくさんあり、夏だけでなく冬はにゅうめんで食べたり、味噌汁や豚汁に通年そうめんを入れて食べる習慣がありました。 しかし、そこはどうしても小学生。そうめんに飽きてしまうのです。もちろん、そうめん屋の家系で生まれ育った人間ですからそうめんに飽きてしまっては商いはできません。そこで、新レシピを夏休みの自由研究で考えました。めんつゆにごま油を入れたらどうか、缶詰のツナと一緒に食べたら美味しい、意外とイタリアンドレッシングがイケる……など、試行錯誤を続ける夏休みを過ごしていたのです。 そんな子どもが成長
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