防弾ベストや通信機器など、装備の高度化によって現代の兵士達が持ち運ぶ荷物の重さはますます重たくなっています。各国の研究機関は重量削減に色々な努力を重ねていますが、そんな中、アメリカ陸軍では携帯食料の軽量化を研究しており、同じカロリーで4割近く軽いものも作れるようになったそうです。 アメリカ陸軍ナティック研究所のチームでは現在の携帯用食料「MRE」を進化させたClose Combat Assault Ration(近接戦闘用行動食)を開発中。そのうちに含まれる新型エナジーバーでは、新型の乾燥技術であるマイクロ波減圧乾燥を用いることで、可食部で40~70%の重量減が可能になるそうです。 最前線に近い場所に展開する場合、補給を受けずに長期間行動することが求められるため、食料の減量はまさしく死活問題。MREは加熱用使い捨てヒーターなどを含めて1袋500~700グラムほどですが、CCARでは食品への