ローマ法王に三輪そうめん献上 「日本のパスタ」と喜ぶ 奈良県桜井市の特産「三輪そうめん」を製造販売する「マル勝高田商店」は27日、4月にローマ法王フランシスコに謁見し、商品のそうめんを献上したと発表した。 同社によると、高田勝一社長らは4月23日、バチカンのサンピエトロ広場で法王に2~3分謁見し、木箱入りのそうめん「三輪の神糸」3キロ分を献上した。社長がそうめんの歴史について説明すると、パスタ好きという法王は「パスタ・ジャポネーゼ(日本のパスタ)」と言って喜んでいる様子だったという。 奈良市出身の映画監督河瀬直美さんが和紙に墨で商品名を書いた。ゆでて冷たいつゆにつけて食べる方法を書いた手紙も同封した。 高田社長は「体から優しさがにじみ出るような人だった」と話した。 謁見は、高田社長が知人を通じてイタリア・ミラノにあるカトリック教会神父と知り合い、実現したという。