1969年に月面着陸した米宇宙船アポロ11号のニール・アームストロング船長(2012年に死去)が、アポロから持ち帰った記念品の中から、月面着陸の様子を撮影した16ミリカメラなどが見つかった。 AP通信によると、月に近づく様子や、アームストロング氏が月面に第一歩を踏み出す様子が、船内に搭載したこのカメラで撮影された。フィルムの回収後、カメラは着陸船内に放置する予定だったが、船長が記念品として持ち帰った。 アームストロング氏の死去後、夫人が自宅のたんすを整理中に見つけ、13年にワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館に連絡した。白いバッグに入っており、腰につなぐロープなども見つかった。現在、博物館で特別展示している。宇宙飛行士が任務後に不要となった備品などを記念に持ち帰る慣行は、専門家の間で知られてきた。(共同)