タグ

ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (7)

  • iモードの成功と失敗 : 池田信夫 blog

    2011年11月23日10:18 カテゴリIT iモードの成功と失敗 夏野剛氏が、ツイッターで怒っている。インターネット業界からドコモに行き、さんざん苦労して世界でも例のないインターネット型携帯サービスを立ち上げたのに、尊敬する方から否定発言されると言うのは当に悲しい。少なくとも2000年代前半にiPhoneは作れなかった。GoogleAppleもさんざん日を研究して作った。これは孫正義氏の次のコメントに対する反論だ。いわゆるiモードというのはインターネットじゃないんですよ。一般のインターネットがさくさくとブラウジングできるようなものでなく、囲い込まれた特殊な画面サイズの特殊なアプリの世界です。「一般のインターネット」の定義にもよるが、iモードはHTTPとHTMLで普通のブラウザからも見えるので、インターネットに入る。せめて「標準的なHTMLではない」ぐらいだろう。これはiモードので

    iモードの成功と失敗 : 池田信夫 blog
  • 『資本主義と自由』はいつまでも新しい : 池田信夫 blog

    2011年03月02日08:27 カテゴリ経済 『資主義と自由』はいつまでも新しい きのうのアゴラ連続セミナー最終回は、ミルトン・フリードマン。久しぶりに読み直してみて、やはり『資主義と自由』は圧倒的におもしろい。古典というより、そのまま現代日の問題を解決する武器として使えると思う。 経済学の世界では、この半世紀フリードマンはつねに論争の中心であり、理論的には彼が勝ったといってよい。彼を悪しざまに罵っていた宇沢弘文氏のような介入主義を支持する経済学者はいない。 フリードマンの理論は「人間は合理的個人であり、行動の責任は自分だけが負う」という公理にもとづいて演繹的に組み立てられており、公的年金を廃止するとか社会保障を負の所得税に一化するとかいう過激な提案も、彼の公理系を認めると反論できない。 ただフリードマンの一つの限界は、市場メカニズムによって望ましい状態が実現するという新古典派

    『資本主義と自由』はいつまでも新しい : 池田信夫 blog
  • 専業主婦という浪費 : 池田信夫 blog

    2010年12月07日08:30 カテゴリ経済 専業主婦という浪費 毎年、税制改正のたびにもめている所得税の配偶者控除の縮小が、また見送りになるようだ。これは年収103万円以下の配偶者のいる世帯主の所得を控除する専業主婦優遇策であり、労働人口が急速に減少する日で、貴重な労働力である女性の就労をさまたげる逆インセンティブになっている。 Economist誌も指摘するように、日の女性の労働参加率は先進国でもっとも低く、賃金格差は最大だ。この原因は、総合職の女性がいったん結婚退職すると、次に就労するときはパートしかないからだ。「ワーキングプア」と呼ばれる非正社員の大部分は、こうした主婦のパートである。 こうした硬直的な雇用慣行が、少子化の原因になっている。子供一人あたりの養育コストは1300万円程度だが、八代尚宏氏も指摘するように、最大のコストは出産退職の機会費用である。平均的な大卒女性が定

    専業主婦という浪費 : 池田信夫 blog
  • 池田信夫 blog : 契約社員のクビ切りを奨励する厚労省 - ライブドアブログ

    2010年10月17日13:33 カテゴリ経済 契約社員のクビ切りを奨励する厚労省 派遣社員の規制を強化する法律が国会に出る情勢だが、今度はパート・アルバイトを含む契約社員まで規制の対象が広がりそうだ。厚労省の「有期労働契約研究会」の報告書の主要な論点は入口規制:有期労働契約できる事由を制限する。具体的には、すべての契約労働者の雇用を季節的・一時的な業務に限定する 出口規制:契約の更新回数を制限する。具体的には有期雇用契約の更新を禁止し、3年間雇用した労働者は正社員として採用することを企業に義務づける報告書では「検討事項」となっているが、「霞ヶ関文学」にくわしい人ならわかるように、これは「厚労省は規制することを決めたので、あとは形だけ審議してもらう」ということである。日弁連は意見書で、「雇止め制限法理の立法化、正社員転換制度を早期に実現すべきである」と主張している。雇い止め制限法理とは、契

    池田信夫 blog : 契約社員のクビ切りを奨励する厚労省 - ライブドアブログ
  • 日本人はなぜリスクをゼロにしようとするのか : 池田信夫 blog

    2010年08月20日16:56 カテゴリ科学/文化人はなぜリスクをゼロにしようとするのか 佐々木俊尚氏がツイッターでこういう疑問を出している:よく言われることだけど、日は「リスクはゼロにすべき」と思ってる人がやたらと多く、リスクマネジメント(リスクを減らすコストとリスクが生むコストを天秤にかける)の意識が欠如している。なぜそういう思考にいかないのか。日人の民族性となんか関係があるんだろうか。これは私もブログ記事で書いたことがある。行動経済学の実験によれば、必ずしも日人がリスク回避的とはいえないようだが、資産構成をみるかぎり先進国では群を抜いてリスク回避的だ。その理由は(前の記事でも書いたが)組織内のコーディネーション様式と関連していると思う。次のような状況を考えよう:2機の戦闘機が同時に敵艦を攻撃する。2機で攻撃すると撃沈できるが、1機だけだと撃墜されてしまうとする。ここで一

    日本人はなぜリスクをゼロにしようとするのか : 池田信夫 blog
    tack07
    tack07 2010/08/21
  • グローバルなデフレ圧力* : 池田信夫 blog

    2010年01月30日22:18 カテゴリ経済テクニカル グローバルなデフレ圧力* 先日紹介した生産性格差デフレは、国際マクロではBalassa-Samuelson効果として知られている。書の中心部分はこの効果を実証的に検証したもので、ディスカッションペーパーとして公開されている。B-S仮説は、次のような方程式であらわされる: P=(αn/αt)θt-θn ここでtは貿易財を示す添字、nは非貿易財を示す添字、 Pは非貿易財の貿易財に対する相対価格の変化率、αは労働分配率、θは生産性上昇率である。一般に貿易財部門の労働分配率(αt)は、非貿易財部門の労働分配率(αn)より小さいため、グローバル化によって貿易財の価格が一物一価に収斂すると、貿易財の生産性上昇率が非貿易財より高い国では非貿易財の相対価格が上昇するというのが、この仮説の含意である。これを各国の統計で検証した結果、次の図1のように

    グローバルなデフレ圧力* : 池田信夫 blog
    tack07
    tack07 2010/04/02
  • 孫正義氏は「電波開国の坂本龍馬」になれるか : 池田信夫 blog

    2010年03月19日08:48 カテゴリIT 孫正義氏は「電波開国の坂龍馬」になれるか 先日の「電波鎖国」についての記事が、ツイッターで孫正義氏にRTされ、700以上のRTがついた。電波の割り当ては、ケータイだけでなく、今後でてくるiPadなどのタブレット端末にも大きく影響する。特に総務省の「700/900MHz帯移動通信システム作業班」で割り当てが検討されている次世代携帯の帯域がどれだけ確保できるかが、今後10年の日の通信産業の運命を決めるといってもよい。 この作業班で、クアルコムなど外資系メーカーは「このままでは日は孤立する」と主張した。日の周波数割り当てだけが欧州・アジアと異なるため、世界の大手ベンダーが日用の通信チップをつくらず、日ベンダーの端末も輸出できなくなるおそれがある。ただでさえ「ガラパゴス化」で競争力の落ちている日企業にとっては、海部美知氏のいうように「棺

    孫正義氏は「電波開国の坂本龍馬」になれるか : 池田信夫 blog
    tack07
    tack07 2010/03/19
  • 1