(CNN) 10月に死去した米アップル創業者スティーブ・ジョブズ氏は、現場主義のリーダーとして知られていた。CNNのマーク・ミリアン記者が電子書籍「Letters to Steve」で紹介した同氏と顧客との電子メールのやり取りなどから、その一端がうかがえる。 ジョブズ氏はアップルの企業戦略から機器に使う材料まで、あらゆるレベルで業務に直接かかわっていた。同書によると、特に顧客サービス部門には大きな注意を払い、パソコンの故障を訴える電子メールに返信したり、電話サポートに口を出したりすることも多かった。 アップル自体へのメールに加え、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」や多機能端末「iPad(アイパッド)」で提携する通信大手AT&Tへの問い合わせに応対することもあった。 2008年にある顧客が「ブラックベリーはパソコンにつないで無線インターネット接続ができるのに、i