米アルファベット傘下のグーグルとドイツ銀行は、クラウドコンピューティング能力をグーグルが同行に提供する長期的パートナーシップで合意した。 合意発表前であることを理由に複数の関係者が匿名を条件に語ったところでは、期間10年以上の正式契約を近く締結する。グーグルとドイツ銀のエンジニアが、製品共同開発を行う可能性もあるテクノロジーへの共同出資と収入分配も計画しているという。 ドイツ銀のクリスティアン・ ゼービング最高経営責任者(CEO)は、大幅なコスト削減を柱とし、情報技術(IT)支出を含む戦略を1年前に発表。業務のデジタル化を加速させるため、ドイツの企業向けソフトウエア会社SAPの元幹部ベルント・ロイケルト氏も採用した。 ドイツ銀とグーグルは、同社のサービスにドイツ銀が支払う金額についてコメントを控えており、今回の契約から期待される経費節減効果についても同行は示唆していない。 欧州の銀行は近年