泉代表に詰め寄った 「あなた、街頭演説で100人聴衆が集まったことがあるんですか?」 7月の参院選で議席を減らし、惨敗を喫した立憲民主党。その「反省会」として7月25日に開かれた拡大両院議員懇談会で、蓮舫参院議員が泉健太代表に詰め寄った。 「蓮舫さんは前回、117万票のトップ当選だった。ところが今回は67万票で、東京選挙区で4位に終わりました。人気の低迷は明らかです」(全国紙野党担当記者) 焦りの表れだろうか。この日の蓮舫氏は、自らの苦戦の責任を執行部に求めるような発言を連発、出席者を唖然とさせた。
歌手で俳優の泉谷しげる(74)が14日、フジテレビ系で放送された情報バラエティー番組「ワイドナショー」に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家との報道のヒートアップを懸念した社会学者の古市憲寿さん(37)のテレビコメントに対し、「ヒートアップしたほうがいいのよ。しないとだめよ。今回は騒ぐべきだ」などと私見を述べた。 岸田首相は旧統一教会との関係があった7人の閣僚を交代させたものの、改造内閣では新たに7人の閣僚が旧統一教会との関係が明らかになり、「こいつらばかなんじゃないかと思うよね。ボスが殺されたんだから、悔しさをなぜ出さないのかと思うのさ。トップが殺されてよ、関わった人間を外して済む話じゃない。困った人がいっぱい出ているんだから。その背景で、ああいう行為を行っちゃう人がこれからも出てくるかもしれない」と持論を展開した。 古市さんがフジテレビ系の情報番組「めざまし8」で「一部で報
権力への不満は暴力へと転化する なぜ短期間にこれほどテロが相次いだのか? それを考える糸口として、昭和初期のテロには以下の3つの特徴があることに着目したい。 (1)テロが次のテロを誘発し、連続して起きる。 (2)国民がテロを「義挙」として称揚する。 (3)政治家が暴力に脅え、何も言えなくなる。 この3点を念頭に置きながら、当時を振り返ってみたい。 暴力による国家改造の動きの背景にあったのは、既存の権力である政党や財閥などへの不満である。主要政党である政友会は三井財閥と、民政党は三菱財閥と密接で、選挙の度に巨額の支援を受けていた。議員たちは事実上、富裕層の利益代弁者でしかなかった。加えて議員の汚職が横行していた。また民政党政権の金輸出解禁、再禁止という迷走の中で財閥はドル買いなどで大儲けをしたのに対し、庶民はインフレによる物価高にあえいでいた。路頭には失業者があふれ、労働争議が頻発した。とり
はじめて永井陽右君に会ったのは朝日新聞のデジタル版での対談だった。もう3、4年前だと思う。ひさしぶりに「青年」というものに出会った気がした。デジタル版だったので1時間半くらいの対談内容がそのまま掲載された。それを再録しておく。 永井:私は仕事としてテロ組織から降参した人のケアや社会復帰の支援などをやってきました。しかし、国際支援の分野での対象者や対象地に関する偏りがどうも気になっていて。難民だとか子どもだとかそういう問題になると情動的な共感が生まれるのに対して、「大人で元テロリストで人殺しちゃいました」とかだと、それがまるで真逆になる。抱えている問題が同じだとしても、「なんでそいつまだ生きてるんですか?」て話になってしまう。そこが問題意識としてもともとありました。 今の日本社会をみると、共感がすごくもてはやされていて、その状況に違和感を持っています。ただ同時に、「共感」の欠点を自分のなかで
おれとラーメン この間おれは、外食チェーン店について書かれた本について書いた。 いろいろなチェーン店が紹介されていたが、あまり取り上げられていなかったのがラーメンである。 ラーメンについては、現在のバーミヤンラーメンがいかに進化しているくらいだろうか。あと、日高屋。 それもそのはず、後述するが、ラーメン屋は資本のチェーンによる寡占化を逃れている外食店である。 有名なチェーン店はいくつかあるが、「ガスト」(すかいらーくグループ)のような存在はないということだ。 そもそも、いま40代のおれが子供心に思い出すに、近所のラーメン屋というものは、やはり個人店だった。 ラーメン屋というか、今の言葉でいえば「町中華」ということになる。ラーメン専門店というイメージはない。 そんなラーメン屋の、原初の思い出となると、子供会のソフトボール大会の打ち上げで、それなりに大勢の大人と子供で一軒の中華料理屋に入ったと
今年7月8日、安倍晋三元首相が奈良市内で参議院選の選挙演説中に暗殺された。安倍政権は7年8ヵ月という戦後、最も長い政権だったが、森友学園事件など多くの疑惑が、いまだ曖昧のままにされている。森友学園事件の財務省による文書の改ざん問題で、自殺に追い込まれた近畿財務局の赤木俊夫さんの妻・赤木雅子氏に、米国人ジャーナリストのマーティン・ファクラーが話を聞いた。 マーティン・ファクラー(以下、MF) この座談会が決まった直後に、驚くべき事件がありました。7月8日、安倍晋三元首相が選挙演説中、暗殺された事件です。自分の意志を暴力で実現させようとするのは、民主主義を脅かすことで、容認してはいけません。日本では、戦前の二・二六事件や大正デモクラシーの崩壊など、テロや暗殺によって民主主義が危機に陥ったことがあります。二度と起こすべきではないと思います。 赤木雅子(以下、赤木) 安倍元首相は私にとって大事な人
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