「ルイ・ヴィトンの森」を訪れた坂本龍一さん(左)とルイ・ヴィトン5代目当主パトリック・ルイ・ヴィトンさん=長野県小諸市 ルイ・ヴィトンが長野・小諸に進出か?――フランスの高級ファッションブランドの名を冠した「ルイ・ヴィトンの森」が7日、誕生した。音楽家坂本龍一さんの提唱する森林再生プロジェクトに同社が共鳴したもの。小諸市内にある広さ約100ヘクタールの原生林が名実ともに生まれ変わる。 2年前に坂本さんが持ちかけた企画で、ルイ・ヴィトンと坂本さんが設立した団体とが同日、協定書に調印した。ヴィトン側は、創業者が仏・ジュラ山脈の山すそ出身で森に関心が深く、04年には同社の製品輸送の60%を空輸から海上輸送へと切り替えた。そうした環境問題の取り組みの延長で坂本さんの提案に応えたようだ。協定によると、ルイ・ヴィトンは今後3年間にわたり、間伐や下草刈りなどの整備資金約1千万円を負担する。 「品質