新古書店に立ち寄った際に、新書コーナーの本の並びに違和感を感じ、講談社現代新書の装丁が変わっていたことを認識した。まったく違う装丁の新書がごちゃごちゃに並んでいるので、驚いて目を凝らしてみたら、どちらも「講談社現代新書」であったのだ。いや、もう何年も経つのだから、それくらい把握しておいてしかるべきではないかという気もしないではないが、ここまで装丁が違うとまるで別の系列の新書のようである。 実際、私は古い講談社現代新書も新装丁の講談社現代新書も購入していた。ただ、この2つのラインナップが同じ新書レーベルであるということに気がつかずにいただけである。(ピラミッドの謎やシャーロッキアンに関する本は旧装丁で持っているし、「生物と無生物のあいだに」や「戦略思考のすすめ」等は新装丁で持っている)並べてみるとわかるが、この二つのラインナップが同じ新書シリーズであるとは俄には判別できない。 改めて装丁の影