敗れた久慈の柴田護監督は、清々しい表情で敗戦を受け入れ、こう語った。 「佐々木くんが投げられなくても、2番手、3番手をきちっと育てられたことは國保監督の手腕でしょう」 7月22日の岩手大会準々決勝。大船渡は前日に延長12回、194球を投じた佐々木朗希を起用せず、2人の投手を登板させた。 準々決勝の久慈戦で先発した大船渡の背番号11・大和田健人 先発した背番号11の大和田健人は、國保陽平監督が前々から「大和田は最近調子がよくて、ボールにキレ、勢い、強さがあります」と語っていた存在だ。身長は佐々木より30センチも低い160センチ。小柄な体をうまく使いこなして、130キロ前後のストレートと変化球を丹念に低めに集めていくピッチングスタイルだ。 久慈戦では立ち上がりから凡打の山を築き、前半5イニングを打者15人でパーフェクトに抑えた。久慈の柴田監督は「かなり低めに集めて丁寧なピッチングをしていたし、
![佐々木朗希が刺激を受けたチームメイト2人の「自分なりのピッチング」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ab644a7dee5f7dd75e741da822f60401fb608016/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsportiva.shueisha.co.jp%2Fclm%2Fbaseball%2Fhs_other%2F2019%2Fimages%2F1dba381e45dd7c551cc7ef95ed6813c229ab78e2.jpg)