味わいのある演技やテレビ番組のナレーションなどでお茶の間に親しまれたほか、自然愛好家としても知られた俳優の柳生博さんが今月16日、老衰のため山梨県内の自宅で亡くなりました。85歳でした。 柳生博さんは1937年に茨城県で生まれ、大学を中退したあと劇団の養成所に入り、1961年に映画「あれが港の灯だ」で俳優としてデビューしました。 その後、NHKの連続テレビ小説「いちばん星」をはじめ数々の映画やテレビドラマに出演し、味わいのある演技を見せました。 また、柳生さんは民放の人気クイズ番組などでも幅広い年代に親しまれたほか、NHKの番組「生きもの地球紀行」では、穏やかな語り口をいかしてナレーターを務めました。 柳生さんは自然愛好家としても知られ「日本野鳥の会」の会長を長年務めるなど、野鳥の保護などの活動に積極的に取り組んでいました。 関係者によりますと、柳生さんは、山梨県北杜市で暮らしていましたが