【モスクワ=佐々木正明】セルフ式讃岐うどん店「丸亀製麺」を運営する外食大手トリドール(本社神戸市)が、2月1日にモスクワ1号店を開店するのを前に報道陣に公開された。すしや刺し身が大人気のロシアで、健康にも良い「日本式ファストフード」を売り出し、今後5年で100店舗を目指す。 日本の外食大手が大規模なチェーン店展開を目指してロシアに進出するのは初めて。すでに丸亀製麺は中国、韓国など4カ国で海外展開を行っている。 モスクワ店では日本から製麺機を直輸入して、店内でうどんを打つ。料金はファストフード店並みに設定する。1号店はモスクワ市中心部の観光名所、トレチャコフ美術館近くにあり、丼物など日本にはないメニューも提供する。 現地法人の池光正弘社長は「モスクワは欧州最大の都市であり、すし以外の日本食を食べてみたいという消費者のニーズがある。早くて安くておいしいだけでなく、本格的な日本のうどんを提供し、