南アフリカ・ジンゴルウェニ村で墓地に向かって歩く、母親とおばを殺害された女性(2021年5月16日撮影)。(c)GUILLEM SARTORIO / AFP 【6月12日 AFP】南アフリカの片田舎にある人口約3000人のジンゴルウェニ(Zingqolweni)村。約1年前から、ほぼ毎月決まった時期に殺人事件が起きており、村の住民たちはずっと安眠できずにいる。 ジンゴルウェニは今、「死の村」と呼ばれるようになった。 これまでの被害者11人は全員高齢者で、大半が一人暮らしの女性。舗装されていない道路に照明灯はなく、日が沈むと村は真っ暗になる。被害者はたちは、そうした時間帯に自宅で刺殺されていた。 昨年5月に母親を殺害された女性(50)は、墓地から歩いて帰宅する途上でAFPに語った。 「ドアの横で倒れている母を見つけました。血の海でした。喉が切り裂かれていました」 同居していたおばも、刺殺され