アメリカで番組を作っていた「プロ」だった ―― まずはCWDを始めたきっかけを教えてください。 プロデューサー 私は2003年から4年間、ロサンゼルスでドラマやテレビ番組などの映像に携わる仕事をしていました。そこで稼げるようになりたいと思っていたんですが、ビザの関係で道半ばにしてアメリカから離れなければならなくなったんですよ。 それで最初はインドに行って、3ヵ月ほどHDカメラで映像を録りためる生活をしていました。「ストックフッテージ」といって、手持ちの映像を制作会社に売るというビジネスでした。 ですが、これが全然お金にならなくて(笑)。それから日本に帰ったのが2007年7月頃です。ここでようやく以前から温めていた「YouTubeで日本食の料理番組を作る」という企画を本格的に始めることにしたんです。映像関連の仕事を探すのと並行して。 ―― 「本職」として計画を練ったわけですね。YouTube