入試ネット不正 徹底解明と「携帯」対策を急げ(2月28日付・読売社説) 公正であるべき大学入試制度の根幹を揺るがす悪質な行為だ。 京都大学の入試問題の一部が、試験時間中にインターネット上に流出した。正解を求める書き込みとともに掲示板に投稿され、それに対する答えも寄せられた。 受験生が携帯電話を使って不正に投稿した疑いが浮上している。同様の書き込みは早稲田、立教、同志社大の入試でも確認された。各大学は事実関係を徹底的に調査しなければならない。 京大の入試では、文系学部の数学の問題7問すべてと英語の問題2問が投稿された。このうち数学の5問、英語の1問については試験時間内に答えや解き方が書き込まれていた。 問題を投稿した人物は、いずれも同じハンドルネームを使用していた。ただ、あらかじめパスワードなどを共有していれば、異なる携帯電話からでも同じネームでの投稿が可能だという。 監視員もいる試験会場か
京都大、早稲田大、同志社大、立教大で相次いで発覚した入試問題のネット流出。“犯人”と同じIDを会員制日記サイト、ミクシィで使用する男子高校生が、問題発覚の直後にIDを削除し、退会していたことが分かった。都内にある全国有数の進学校の3年生。同じプロフィルを使用する人物が、ツイッターに「京大の試験官は監視していなかった」などと書き込んでいたことも判明。今後、各大学が被害届を提出し、警察当局の取り調べが始まれば、重要な手がかりを握る捜査対象になるのは間違いない。 京大で25日午後に行われた文系数学の試験では、開始7分後からaicezukiなる人物が、ヤフーの質問サイト「知恵袋」への投稿を開始した。 会場では、試験開始と同時に試験官から問題の訂正が伝えられ、訂正部分が板書されたが、開始30分後に投稿された質問(=問題文)は、この訂正がきちんと反映されていた。このため、問題の流出犯は、会場にいた
「愚かな行為にあきれる」-。京都大学などの入試問題が試験時間中にインターネット上の「ヤフー知恵袋」に投稿された問題は、刑事事件に発展する可能性が広がる一方、別のネット掲示板などでは、この問題に関する“議論”が沸騰している。大半が否定的な意見だが、中には投稿者「aicezuki」について、真偽不明の実名を挙げるような“犯人捜し”の書き込みも殺到。匿名性が高いネット社会の特徴が改めて浮かび上がった。 問題が発覚した26日以降、ネット掲示板「2ちゃんねる」や短文投稿サイト「Twitter(ツイッター)」などでは、ユーザーがさまざまな意見を出し合っている。 「まったくもって愚かな行為。そこまでして受かりたいのか」と否定的な意見が目立つ一方、「ネット時代に順応していて痛快。ネット事情をうまく使うズル賢さは今の世の中には必要かも」と肯定的な意見も。「バレること前提の愉快犯としか思えない。試験問題の写真
京都大など4大学の入試問題が試験中、質問サイト「ヤフー知恵袋」に同一名の人物から投稿された問題で2月28日、早稲田大、同志社大、立教大も被害届提出の検討を始めた。京都府警も同日、本格的捜査に乗り出した。回答の中に翻訳ソフトを使ったとみられる英文があったことも判明。府警では、この英文をそのまま用紙に書いた受験生がいたか調べる。また短文投稿サイトのツイッター上で、同名人物が京大試験でのカンニング自慢をしていたことも分かった。「正体」が徐々に絞り込まれてきた。 京大の担当者は28日午後、被害届を提出する予定で京都府警本部を訪れたが、この日はまだ提出に至らなかった。ただ、府警は本格捜査に乗り出す方針で、入試運営などに支障を与えた可能性があるとして、業務妨害容疑での立件を視野に投稿者特定作業を本格化させる。京大では「関係書類を提出したが、さらに事実関係を精査する。告訴するかどうかは早急に結論を出す」
“偽物”がツイッターでつぶやき大騒動に…京大入試問題流出 京都大など4大学の入試問題が、インターネットの質問掲示板「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で、ハンドルネーム(HN)「aicezuki」を名乗る投稿者は、“犯行”の予行演習をしていた疑いが28日、浮上した。昨年末から今年初めにかけて同じHNで、同時期に開講された大手予備校「河合塾」の講習テキストの問題を投稿していたことが判明。回答が来るまでの時間や質などをテストして、受験本番に臨んだ可能性がある。 入試問題流出に関し、28日までに「aicezuki」と同じHNの人物が交流サイト「ミクシィ」に出現する騒動があった。都内の高校に通う18歳の男子生徒だと自己紹介。その紹介文に掲載した名前をアルファベット化したHNで、短文投稿サイト「ツイッター」にも関連の書き込みまでしていた。 ツイッターには27日未明から数回、書き込み。「京大の試験官は全然
このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、(3)英語教育に関する良質のコミュニケーションを促進すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。 (このシリーズは、「言語コミュニケーション力論と英語授業」で提出された学部3年生のレポートの中から私が個人的に興味深かったものをここで紹介するものです。紹介する文章は基本的にすべて原文で私は(ブログ掲載のための改行増加を除き)手を入れていません。) OY君は、英語教育界にはびこる「美しい言葉」の弊害を指摘します。以下の一節など傾聴に値します。 私は昨年の夏に全国英語教育学会に参加しましたが、その議論や質疑応答には驚きを禁じえませんでした。その場面では質問者は質問をするのではなく、ただ持論を展開しているとい
ジム・カミンズ(Jim Cummins)の理論と日本の第二言語教育 - Togetter 先日、バイリンガル教育の理論的基礎を築いた心理学者ジム・カミンズ氏(Jim Cummins)が来日し、ツイッター上でも氏の理論に関する議論が盛んに行われています。 英語教育でも、カミンズ氏の重要な言語能力理論(例えば、二言語相互依存仮説やBICS/CALPの区別)はしばしば引用されます。しかし、彼の理論を日本の英語教育者はあまり適切に理解していないのではないかという懸念を私は以前から持っています。以下、その点について実際の論文に則して論じたいと思います。 (なお、私の専門は教育社会学で教育心理学ではありません。思い違い等あるかもしれませんので、気が付いた方はぜひご指摘をお願いします)*1 ジム・カミンズ氏の過去の著作をまとめたAn Introductory Reader to the Writings
Astand終了のお知らせ 朝日新聞社「Astand」は、2023年7月でサービスを終了しました。 朝日新聞社が有料で提供する情報サービスの配信サイト Astand(エースタンド)は、各サービスの終了にともない2023年7月31日をもちまして閉鎖しました。 今後は、朝日新聞社が運営するニュースサイト「朝日新聞デジタル」をご利用いただきますようお願い申し上げます。朝日新聞デジタルのコンテンツはこちらでご案内しております。 https://digital.asahi.com/info/about/ なお、朝日新聞社のオンライン共通ID 「朝日ID」は引き続きご利用いただけます。 https://id.asahi.com/asahiID/asahiID_site.html
ユーザー志向の言語教育にしようというキャッチフレーズはよい。 今までは、大学に進学する人ばかりではなかったのに、大学進学率は実際には低かったのに、大学で原書を読むという前提で、読解中心の英語教育が行われてきた。どうなんでしょうか。20年前くらいまでは。 そのあと、英語教育はコミュニカティブの時代となり、コミュニケーション中心になった。そうすると、全ての英語学習者は、大学に進学しない人もいるわけだから、全ての人に使うシーンのある英語を学ぶと言うことになり、平等性は高まったわけだ。また、ユーザー志向となると、ユーザーがこういうことをしたい、という発案があって言語のあり方が選択されることになる。 海外旅行で、簡単な英語を話したいというニーズに対しては、そういうものを教えるということになる。これはこれで、万々歳のように思われているかもしれない。 ユーザー志向だから、その人が望まないくらいに正確であ
就活で体育会が有利なのは、昔も今も変わらない?続々開催される「体育会オンリー説明会」の内幕 ダイヤモンド・オンライン 2月23日(水)8時31分配信 就職活動が「シュウカツ」と呼ばれるようになってから、随分経つ。だが、学生が「個性」を打ち出しながらも、企業が求める人物像に合わせていくという大筋には、変化がないようだ。 就職活動「冬の時代」の昨今に限らず、選ぶのは主に企業の側なのだから。また、企業の求める人間像にも実のところ大きな変化はない。 「体育会学生の優位性」をそのホームページでもうたう株式会社アスリートプランニングは、「東京六大学就職リーグ」「関西七大学就職リーグ」と銘打った企業説明会を開催している。いわば体育会系学生に特化した、有名企業との出会いの場だ。 体育会系の学生が就活で有利なのは、今に始まったことではない。まず間違いなく体力があり、目標を定めた厳しい訓練を経験している
ご購読者各位 月刊『人材教育』は、生まれ変わりました。 2018年3月号まで月刊『人材教育』をご愛読いただき、 誠にありがとうございました。 月刊『人材教育』は、2018年7月より、 隔月の『Learning Design』(ラーニングデザイン)として生まれ変わりました。 お手本や正解がなく、事業のライフサイクルが短い現代では、 企業や組織における学びの環境や、ビジネスパーソンのキャリアパスの重ね方にも、 大きな転換が求められています。 そこで、私たちとしても、そうした現代の媒体として、 方向転換をいたしました。 まだまだ、生まれ変われきれていないかもしれませんが、 今後も柔軟に、変化していく所存です。 『Learning Design』は奇数月5日を目処に発行しています (1月と5月は発行日が変わります)。 『Learning Design』に関する各種お問い合わせは下記からお願いします
愛知教育大学情報処理センター長 佐々木 守寿 教授 大学院時代、とても印象に残った講義がある。人間の集団の機能について考える内容であった。担当の教授は、次のように説明してくださった。 企業にしろ、町内会にしろ、長と名の付く役には、ぼーっとしていて不器用 な人を選ぶとよいのです。そのような集団では、こんな人にまかせておいて は何も進まないという危機感から、長以外の人々が積極的に仕事をこなし始 めます。そのため、とても活気のあるよい集団になります。こう考えると、 O平首相はとてもよい首相です。 今回、情報処理センター長をやってくれるか、という話が私に来たとき、真っ先にこの講義を思い出した。そして、私こそセンター長にふさわしいと判断した。情報処理センターのスタッフの皆様、どうかがんばってください。宜しくお願い申し上げます。 前センター長挨拶文
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