サントリーホールディングス(HD)は、主力子会社で清涼飲料などを手がける「サントリー食品インターナショナル」(東京都港区)を、東京証券取引所(2013年1月から日本取引所グループ傘下)に上場させる準備に入った。国内市場が頭打ちとなるなか、海外展開を加速するための資金調達が狙いだ。ただ、グループを統括する持ち株会社、サントリーHDはあくまでも非上場を維持し、創業家の影響力は確保する「いいとこどり」戦略で臨む。 2012年12月18日発表したものだが、食品インターナショナルを上場する具体的なスケジュールや発行株数、発行価格などは公表しておらず、特に記者会見なども開かなかった。 東南アジアなどでM&Aを加速させる方針 関係者によると、食品インターナショナルの時価総額は1兆円規模となる見込み。時価総額では、キリンホールディングスやアサヒグループホールディングスとそれぞれ肩を並べる。2012年の上場
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