先週BBAの講演で「ゲーム内労働」みたいな考え方があるのではないか、といった話をしたのだが、これとウェブサービスにおける「マイクロ・ワーク」との類似性について、ちょっと補足ぎみに追加してみる。 聞いてない人向きに解説すると、「ゲーム内労働」というのは、ゲーム内でGMやその助手、あるいはモンスターなどのNPC役を就労機会として活用できないか、といった考え方だ。これなら自宅から出られない人、出たくない人でも働くことができるし、日本国内の人である必要も場合によってはない。 ただこの「ゲーム内に労働の場を」というのは、けっこうゲーム会社にとってはハードルの高いもののようで、現実には難しいのではないか、みたいなコメントが会場からあった。確かにそうだろうと思う。最大の懸念は「そんなことをしてコストに引き合うメリットがあるのか」という点で、部外者の私には想像の範囲外だが、懸念は理解できる。また、特に